お米づくりの一年間
- 2021.03.19
こんにちは。今回はお米作りの一年間の流れについてご紹介いたします。種籾(たねもみ)から収穫まで1年がかりとなるお米作りですが、その一年間は実はとてもタイトなスケジュールとなっています。
なぜなら、秋に稲刈りをしてすぐに、次の年の収穫の準備が始まるからです。耕起と呼ばれる田おこしを行うのですが、稲わらをすき込む作業が発生します。こうすることにより、稲わらが分解され、次の年のお米にとっての良い肥料となるのです。
春が訪れ、十分に腐って塾されることである腐熟が進行するのですが、これを一般的に土作りと言います。
4月から5月ごろになると、田んぼに水を入れます。これは代掻きを行うためです。地域によってパイプラインが整備されていたり、農業用水路から水を引きます。水を張った田面をロータリで攪拌します。
こうすることで水が入った田んぼの土が柔らかくなり、田植えを行うのに適した土になります。
そのほか、田んぼの準備を整えるのみではなく、種もみを準備しなければなりません。良い種籾を選んで発芽しやすくするために、種まき前に「選種 → 消毒 → 浸種 → 催芽」を行います。(この一連の工程を予措(よそ)と呼びます。)
このようにお米ができるまでには様々な工程があり、決して簡単にお米が皆様のご家庭に届けられる訳ではないのですね。
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